極限ミステリーで注目!ディアトロフ峠事件解決の鍵は「アナと雪の女王」?!事件詳細と真相とは?

TV番組

2021年日(水)時00分~ ワールド極限ミステリー★アナと雪の女王が解決した謎事件&もう一つのドンファン事件 が放送されます。

今回、番組では雪山で男女9人が謎の死を遂げた世界最大のミステリー・ディアトロフ峠事件をクローズアップ。

事件の謎を解いたのは大ヒット映画「アナと雪の女王」ということで、事件の真相が気になったので調べてみました!

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極限ミステリーで注目!解決の鍵は「アナと雪の女王」?!ディアトロフ峠事件とは?

極限ミステリーで注目されているディアトロフ峠事件はロシアのウラル山脈で起きた。

1959年1月23日、ロシアのエカテリンブルクにあるウラル工科大学の学生9人とスポーツ指導員1人のグループ計10人が、スキーと登山をしに冬のウラル山脈に出かけた。

メンバーの内、ユーリー・ユーディンが持病のリウマチの悪化から引き返したが、23歳の工学部生イゴール・ディアトロフをリーダーとする一行は登山を続けた。

2月1日、ホラート・シャフイル山(地元のマンシ族の言葉で「死の山」を意味する)の斜面に大型のテントを張ったとみられる。

男性7人と女性2人の計9人の消息はその後、途絶えてしまう。

2月26日、捜索隊がホラート・シャフイル山で、内側から切り裂いたようにひどく損傷して放棄されたテントを発見。

翌日、1本のヒマラヤスギの近くで下着姿で靴を履いていないユーリー・クリヴォニシェンコと、ユーリー・ニコラエヴィチの遺体を発見。

その後、ヒマラヤスギとテントの間で、ディアトロフ、ジナイダ・コルモゴロワ、そしてルステム・スロボディンの3人の遺体を発見。

遺体はそれぞれ木から300メートル、480メートル、630メートル離れた位置で別々に見つかり、その姿勢は彼らがテントに戻ろうとしていた状態で亡くなったことを示していた。

さらに2か月かかって、残り4人の遺体を発見。

残りの遺体は、ヒマラヤスギの木からさらに森に75メートル分け入った先にある渓谷の中で、4メートルの深さの雪の下から発見された。

4人はほかの遺体と違い着衣しており、最初に亡くなったメンバーの服を残りのメンバーが身につけたものと考えらる。

遺体は頭蓋骨や胸部を激しく骨折していたり、眼球がなかったり、舌が失われていたりするものもあった。

捜査機関は彼らの死因を「未知の自然な力」によるものとし、ソ連当局はそれ以降事件について語らなかった。

秘密主義の国で発生した衝撃的な事件は、詳細が不明なままにされたことで、秘密の軍事実験説からイエティの襲撃説まで、60年以上経った現在にいたるまで様々な陰謀論がささやかれることになった。

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極限ミステリーで注目!解決の鍵は「アナと雪の女王」?!ディアトロフ峠事件の真相とは?

2021年1月28日付けで学術誌「Communications Earth & Environment」に発表された論文は、今までで最も現実的な説を提唱。

論文を執筆した2人の科学者によると、一行が雪を掘ったのち時間をおいて発生した雪崩が、結果として9人の命を奪った可能性があるという。

この雪崩のシミュレーションには、自動車の衝突実験や映画『アナと雪の女王』もヒントになった。

再考の経緯

一行が遭難した場所は、リーダーにちなんでディアトロフ峠と呼ばれるようになった。

近年、この事件に対する関心が高まったことや、突飛な仮説が広まったことを受け、ロシア当局は再調査を行った。

2019年に発表された調査結果では、9人は主に雪崩によって命を奪われたとされた。

しかし、実際に雪崩が発生したという記録はなく、どのように発生したかの明確な説明も示されないなど、報告書は科学的な厳密さに欠けていた。

透明性のない政府による型通りの説明は、かえって疑問の声を噴出させることになった。

当時の見解

雪崩説は1959年の事件当時から提案されていたが、疑問視する人が多かった。

一行がテントを張るために雪を掘った斜面は、雪崩を起こすには傾斜が緩すぎるように見えた。

2月1日の夜には、雪崩の引き金になるような降雪はなかった。

遺体には鈍器で付けられたような外傷や軟組織の損傷が見られたが、雪崩による死因は窒息死が多いが、一行の内ほとんどは、雪崩の犠牲者に典型的なものとは異なっていた。

また、法医学的データによると、一行が斜面の雪を掘ってから雪崩が発生するまでに少なくとも9時間の差があったことになり、そのことも不思議に思われた。

雪崩の検証

今回の論文の著者の一人、スイス連邦工科大学チューリヒ校の地盤工学者アレクサンダー・プズリン氏は、この時間差に注目した。

氏は2019年、地震から数分から数時間後に発生することがある雪崩の仕組みについて、学術誌「英国王立協会紀要A(Proceedings of the Royal Society A)」に論文を発表している。

雪崩が発生するには斜面の傾斜が緩すぎるという批判に対しては、斜面は見た目ほどなだらかではないことが判明した。

なだらかに見えたのは起伏に富む地形が雪に覆われていたからで、実際には30度近い傾斜があった。最初に行われた現地調査の報告書には、下層の雪が固まっておらず、その上の雪が滑りやすくなっていたことも記されていた。

次は雪塊の問題だ。一行がテントを張るために雪を掘ったことで斜面は不安定になったが、雪崩が起こるには積雪が足りなかった。

当時の気象記録では、その夜に雪は降らなかったことになっているが、ディアトロフの一行の日記には、非常に強い風が吹いていたと記されている。

これは低温の空気の塊が斜面を滑降する「カタバ風」だった可能性が高い。

この風が山の高いところからテントに向かって大量の雪をもたらし、もともと不安定だった斜面にさらなる負荷をかけたのだ。そう考えれば、一行が雪を掘ってから雪崩が発生するまでに9時間の差があったことも説明がつく。

コンピューター・シミュレーションは、雪崩が小規模だったことを示している。

テントを襲った雪塊は長さ約5mで、車1台分ほどの大きさだった。

最初の調査で雪崩の証拠が見つからなかったのは、雪塊が小さすぎたからだ。

小さな雪塊は、一行がテントを張るために掘った穴をちょうど埋める量で、その上に新たな雪が積もれば見分けはつかなくなる。

それではなぜ、小規模な雪崩が遺体にあれほどの外傷があったのか。

そのヒントはアニメーションに隠されていた。

2013年のディズニー映画『アナと雪の女王』で雪の動きが見事に描かれていたことに衝撃を受けたゴーム氏は、どうやって表現したのかをアニメーターに聞いてみることにした。

ゴーム氏はハリウッドを訪ね、作品中の雪の効果を担当した専門家に会った。

それから、映画の雪のアニメーションのコードを自分の雪崩シミュレーションモデル用に修正し、雪崩が人体に与える衝撃をシミュレートした。

自動車会社の実験データ

さらに、雪崩に巻き込まれた人体にかかる力や圧力の現実的な値の情報は米ゼネラル・モーターズ(GM)が1970年代に100体の死体の肋骨を折る実験から得られた。

実験では自動車事故の際に車内の人がどうなるかを調べるために、さまざまな重さのおもりを、さまざまな速度で、死体にぶつけていた。

こうして得られたデータは、のちにシートベルトの安全性の基準に役立てられることになった。

GMの実験では、死体を硬い支持体に固定した場合と、そうでない場合についても検証されていた。実は、ホラート・シャフイル山の一行は、スキー板の上に寝具を置いて寝ており、両氏はこのデータを使って、テントで寝ている間に雪崩に巻き込まれた人々が受けた衝撃を正確に知ることができた。

両氏のコンピューターモデルは、この条件下では、登山者たちの肋骨と頭蓋骨を折るには長さが5mの雪塊で十分であることを実証した。

事件の被害者の死因の真相

プズリン氏は、彼らのけがは重篤だったが致命的ではなく、少なくとも即死することはなかったと見ている。

雪崩の後に何が起こったかは推測するしかないが、現時点では、一行は雪に埋もれたテントから脱出し、1.5kmほど下ったところにある森の中に逃げ込んだと考えられている。

3人は重傷を負っていたが、全員がテントの外で発見されているので、軽傷者が重傷者を引きずり出したとみられる。

9人の多くは低体温症で死亡したが、けがが死因となった人もいた可能性がある。

一部の遺体の眼球や舌がなくなっていたのは、単に死骸をあさる動物に食べられたせいかもしれないが、こちらの真相はわからない。

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極限ミステリーで注目!ディアトロフ峠事件の解決の鍵は「アナと雪の女王」!

今回番組では雪山で男女9人が謎の死を遂げた世界最大のミステリー・ディアトロフ峠事件にクローズアップ。

事件の謎を解いたのは大ヒット映画「アナと雪の女王」と言うことで、どんな内容になるのか楽しみですね!

最後までご覧いただきましてありがとうございます^^

コメント

  1. […] […]

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